イソップ物語「アリとキリギリス」自分の不幸を知る事です!
「イソップ物語」は、身の回りの出来事で自分の事 そして、人との関わり方を教えてくれる物語です。
大人は、幸せ・成功するのに何が必要か気付き、子どもは 物語を楽しみながらモラルを学びます。
「アリとキリギリス」キリギリスは、歌ったり踊ったりして毎日を楽しんでいます。
「イソップ物語」で、幸せ・成功・ハッピーのヒントに出会えば良いですね!
「アリとキリギリス」
夏の暑いある日、キリギリスさんが
涼しい木陰で歌を歌っていると、アリさんは一生懸命 汗をかいて、食料を運んでます。
キリギリスさんはアリさんに向かってこう言いました。
「アリさん!こんな暑い中、どうしてそんなに一生懸命になって働くんだい?
少しは、歌ったり踊ったりして、陽気に楽しく毎日を過ごしたらどうなんだい?」
アリさんはこう言いました。
「夏の間に、冬に備えて食べ物を蓄えているんだ」
「キリギリスさんも歌ったり、踊ったりばかりしないで、少しは冬の準備をしておいた方がいいよ」
「 ハハハッ 今、夏になったばっかりだよ 冬は まだまだ先の話だよ。
それに食べ物だって こんなにたくさんある。
あくせく働かなくても、大丈夫」
「今は あるけど冬に なったら食べ物は、無くなるよ!」
「まだ夏が始まったばかり、冬の事は冬が来てから考えればいいのさ」
こう答えると また 歌い始めました。
やがて夏が過ぎ秋がやって来ました。
アリさんは、まだ一生懸命 食料を干したりして働いてます。
キリギリスさんは、いつもより もっと陽気に歌を歌ってます。
そして、とうとう寒い冬がやって来ました。
アリさんが忠告したとおり、野原の草は枯れてキリギリスさんは食べるものが
無くなってしまい、
寒さと空腹で路頭に迷っていました。
「ああ お腹がすいたな~ どこかに食べ物は無いかな~」
どこを探しても食べ物は見つかりません。
「そうだ、アリさんに食べ物を分けてもらおうと」アリさんの所へ行きました。
するとアリさんは、こう言いました。
「キリギリスさん、冬に備えて何も蓄えて なかったのかい」
「食べ物を蓄える時間がなかったんだよ。
歌を歌うのが忙しくて いつの間にか夏が終わってたんだよ」
「キリギリスさん、君は夏の間ずっと遊んでばかりで
僕が一生懸命 働いているのを見て笑ってたんだよ。」
「僕の言ってた事が 今、分かったね」
「アリとキリギリス」教訓
夏の暑い時、キリギリスさんは アリさんの忠告を聞かず、
今に満足をして歌って踊って暮らしてました。
寒い寒い冬になった時、
アリさんの言ってた「食べ物は、無くなるよ!」と言う事を実感しました。
何事も その時に ならないと分かりません。でも、その時では 遅すぎる事も有ります。
今の幸せに満足して、先に起こる不幸に気付こうと しなかった事が一番の不幸です!
先の不幸に気付けば幸せに近づけます。
※「イソップ物語」が物語から教科書へ変わる時、幸せ・成功へ歩き始めた時です!
この物語は、「幸せは、不幸を知る事から!」 より、抜粋
※ 幸せ・成功に必要な事が、たくさん「イソップ物語」一覧ココにも有ります。
おわり では、また!