イソップ物語「北風と太陽」力が強いのは北風・太陽は?
「イソップ物語」は、身の回りの出来事で自分の事 そして、人との関わり方を教えてくれる物語です。
大人は、幸せ・成功するのに何が必要か気付き、子どもは 物語を楽しみながらモラルを学びます。
「北風と太陽」北風と太陽が力くらべをします。力が強いのは北風・太陽は?
「イソップ物語」で、幸せ・成功・ハッピーのヒントに出会えば良いですね!
「北風と太陽」
力 自慢の北風と太陽、どちらの方が力があるかを話していました。
いくら話をしても決着は つきません。
北風は太陽に向かって、こう言いました。
「僕の力は すごいだろう。フゥ~と吹くだけで、いろいろな物を吹き飛ばすからね!」
太陽は言いました「そうだね、君の力はすごいね!」
そこへ、ちょうどマントを手に持った旅人が歩いてきたので、太陽は こう言いました。
「それなら私と力くらべを してみないか?あの男の上着を脱がせた方が勝ちだ」
「いいよ、僕からやるよ!」と言って、
北風が男の上着を吹き飛ばそうと強い風を吹き付けます。
「フゥ~」
しかし、旅人は北風の冷たい風に震えて、今以上に きつく上着を押さえました。
すると北風は、もっと強く冷たい風を吹き付けます。
「フゥ~ フゥ~」
もっと寒くなったので手に持ってたマントを身に着けしっかりとマントを押さえました。
すると北風は、もっと もっと強く強く冷たい風を吹き付けます。
「ビュゥ~ ビュゥ~」
旅人はマントを両手で力いっぱい
体に巻き付け大きな木の側で立ちすくみ冷たい北風の風に耐えました。
北風がどんなに頑張っても、男のマントも上着も脱がす事は できません。
北風は、疲れきって あきらめました。
次は、太陽の番です。太陽が輝いて 春のポカポカした日差で旅人を照らします。
すると旅人は暖かく、気持ち良くなったのでマントを脱いで歩き始めました。
今度は、暑い日差しで旅人を照らします。
そして、最後には 暑くなり、旅人は とうとう上着を脱ぎました。
「北風と太陽」の 教訓
北風は、力づくで強引に上着を吹き飛ばそうと しましたが失敗、
太陽は、旅人が自分で上着を脱ぎたくなる環境を作って成功しました。
旅人は、強引では なく、暖かくなったから自分で上着を脱ぎました。
厳しい言葉で強引に接しても 意固地になるだけです。
暖かい言葉や態度で導いて いけば相手は、自分で気づき行動するように成ります。
風の力で、物を動かせるのは「北風」、人を動かせるのは「太陽」です。
※「イソップ物語」が物語から教科書へ変わる時、幸せ・成功へ歩き始めた時です!
この物語は、「寛大に成れば人が集まります!」 より、抜粋
※ 幸せ・成功に必要な事が、たくさん「イソップ物語」一覧ココにも有ります。
おわり では、また!